音楽情報処理 第5・6回
音楽情報処理
第5回・第6回:聞いて学ぶ音楽用語とJ-POPの分析(5/19, 26実施)
目標
次回以降、認知的音楽理論と自動・作編曲や演奏の表情付けを取り上げていく。第5回(聞いて学ぶ音楽用語)では、そのための準備として、音楽用語と「心の動かし方」に関連した音楽作りのテクニックをJ-Pop音サンプルを聞きつつ学ぶ。第6回では、実例を対象に分析を試みる。
事前準備
- 動画視聴
音楽を聞くのは好きなんだけれど、楽語(音楽用語)が出てくるとさっぱりという人も少なくないと思います。認知的音楽理論は「心の働き」と関連づけた音楽理論であり、楽語に関する知識がなくても理解できる部分があります。とはいえ、「聞こえ」を指し示す名称がわかっていれば、より「ピンと」理解することができるでしょう。Pops他、みなさんが耳にすることを多い音楽作品を題材にわかりやすく音楽の仕組みを解説した番組があり、その一部が YouTube上で公開されています。「聞こえ」と関係付けて説明しようとしている点で、認知的音楽理論といえる部分が含まれています。事前に視聴しておくことを勧めます。全部聞いておいてもらいたいところですが、それも大変なので、レポートを書く上で、特に参考になりそうなものに【オススメ】マークをつけています。自身の興味に沿って、複数の視点のものを視聴しておいてください。(たくさんあるので、「ひっかかり」が見つかるまで倍速でみてOKです。)
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「亀田音楽専門学校」
2013年〜2013年、NHK Eテレで深夜に3期にわけて放映されていました(毎回30分)。全回分はそろっていません。
- 「音楽の正体」
1993年から1994年にフジテレビで深夜に放映されていました(毎回25分弱)。全回分はそろっていません。
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「ドクター・キャピタル Dr. Capital」
J-POP の実演付き解説が充実しています!
- 音楽用語についてさらに勉強したい人はSoundQuestのサイトから、音を聞きつつ勉強するのがオススメです。
課題
以下の課題をまとめたミニレポート(pdf、2ページ以内)を授業実施日に提出する。
- 第5回:自身が好きな曲を3曲あげ、その理由について述べよ。(1ページでOK)
- 第6回:自身の好きな楽曲を一曲をとりあげ音楽的な分析に基づいて考察せよ。
2023.5.16
katayose@kwansei.ac.jp